はじめに
寒い冬のゴルフシーズンを快適に過ごすには、適切なウェア選びが欠かせません。メンズゴルフウェアの冬対策は、保温性と動きやすさを両立させることが大切です。本記事では、寒さに負けない機能的なウェアの選び方や、おしゃれに決めるコーディネートのコツをご紹介します。
ベースとなるインナーウェア
寒さ対策の基本はインナーウェアから。下記の3つのポイントを押さえましょう。
ヒートテック
発熱効果のある「ヒートテック」素材のインナーは、冬のゴルフに最適です。身体から発する水分を吸収し、その吸熱効果で身体を暖めてくれます。薄手で動きやすく、一枚で温かさをキープできるので、重ね着も楽にできます。
ヒートテックシャツやタイツ、アンダーウェアなど、様々なアイテムを組み合わせて着用すれば、体の芯から暖かく過ごせます。素材の機能を最大限に活かすため、しっかりとフィットするサイズを選びましょう。
ストレッチ
動作時にゆとりが必要なインナーには、ストレッチ性のある素材が適しています。フルスイングでも動きを妨げることなく、一方でフィット感があり、冷気の侵入を防いでくれます。
ストレッチ素材のロングスリーブシャツやタイツは、運動性と保温性を兼ね備えた優れモノです。ラウンド中の激しい動きにも対応できるうえ、ストレスなく着用できるのが魅力です。
防風
インナーとして重宝するのが防風アイテムです。冷たい風を遮ってくれるため、保温効果が高くなります。ゴルフウェアブランドから、ストレッチ性に優れた防風インナーが数多く登場しています。
袖や裾にファスナーや調節機能が付いているものもあり、温度調節や着脱しやすさにも配慮されています。寒さ対策のために重ね着するときにも、動きを妨げにくい設計となっているのが特徴です。
アウターで寒さをシャットアウト
インナーウェアで十分な保温性が得られない場合は、適切なアウターウェアの着用が重要です。以下の3つのカテゴリーのアウターウェアをチェックしましょう。
ダウンジャケット・ベスト
ダウンジャケットは、寒さ対策の決定版アウターです。プレーヤーの動きに合わせてストレッチする素材を使用し、保温性と運動性を両立。ダウンベストならお腹周りを暖められ、重ね着のインナーとの相性も抜群です。
軽量で暖かく、様々なデザインが展開されているのがダウンアウターの利点。シンプルなものからカラフルで個性的なものまで、自分の好みに合わせて選べます。スリムシルエットが人気ですが、サイズ選びは動きやすさを考慮しましょう。
ブルゾン・ウインドブレーカー
ゴルフウェアのブルゾンは、保温性と運動性を高次元で兼ね備えています。肌寒い日に最適な軽量設計で、着用時の軽快な着心地が特徴です。さらに撥水加工が施されていることが多く、突然の雨にも対応できます。
袖や裾にストレッチ素材を使用したり、腕の可動域を妨げないラグランスリーブ仕様になっていたりと、ゴルフ専用に作られたブルゾンには様々な工夫がなされています。デザインもスポーティーなものから上品なものまでバラエティ豊かです。
ボアフリース素材のアウター
ボアやフリース素材を使ったアウターはこの上なく暖かく、寒い日のラウンドに大活躍します。裏地がボアでふかふかなアイテムは保温効果が高く、表地がフリース生地のものは軽くて快適に着られます。
デザインも様々で、ジャケットからコートまで幅広く展開されているので、気分やシーンに合わせて使い分けられるのがポイント。ゴルフでの利用を想定して、動きやすさなどに配慮された製品も多数あります。
ボトムスと小物で寒さをシャットアウト
寒さ対策は上半身だけでなく、下半身と手足の冷え対策も重要です。次の3点に注目しましょう。
ウール素材のパンツ
冬のゴルフボトムスに最適なのがウール素材のパンツです。保温性に優れ、適度なストレッチ性があるので動きやすいのが特徴。チノパンツやスラックスなど様々なスタイルが展開されています。
ウールパンツにはノータックタイプとタックパンツの2種類があり、スタイルを問わず選ぶことができます。また撥水加工が施されているものが多く、急な雨にも対応できます。保温性とデザイン性を兼ね備えたアイテムが充実しています。
レッグウォーマーやサポーター
ゴルフでは膝や足首の動きが激しいため、その部分の冷えは避けたいものです。その際に役立つのがレッグウォーマーやサポーターです。ひざ下を暖かく保護し、可動域も妨げません。
レッグウォーマーはカラーバリエーションも豊富で、おしゃれなコーディネートも楽しめます。一方、サポーターには圧縮機能やグリップ力がプラスされ、暖かさに加え競技力アップも期待できます。
手袋・ヘッドウェア
手足の先が冷えるとラウンドに集中できなくなります。寒さ対策の必需品が手袋とヘッドウェアです。手袋は指の可動性と保温性を兼ね備えたゴルフ専用の製品を選びましょう。
ヘッドウェアも防寒には欠かせません。耳まで覆えるイヤーウォーマー付きニット帽や、フリースやボア素材のヘッドギアなどがおすすめ。防風・撥水機能付きのものを使えば、最悪の天候下でも安心してプレーできます。
おしゃれに決めるコーディネートのコツ
機能性に優れたゴルフウェアを使えば、保温性は確保できます。さらにおしゃれを楽しむためには、コーディネートの意識が大切です。ここでは、スタイリッシュな冬コーデのコツを紹介します。
シックな配色
冬のコーデには、落ち着いた色合いのアイテムが似合います。モノトーンを基調に、紺やグリーン、ブラウンなどのシックな色を組み合わせるとおしゃれな雰囲気に。無地アイテムにプリントやロゴ入りを差し色で取り入れるのも効果的です。
一方、寒色系のコーデは冷たい印象を与えるので避けたほうがよいでしょう。色の組み合わせで温かみのある雰囲気を演出できるのが、冬コーデのポイントになります。
レイヤードスタイル
寒さ対策のためにいくつものアイテムを重ね着するのが冬のスタイリングの基本です。しかし、単にダサく見えがちです。そこでおすすめなのが、異素材を組み合わせたレイヤードスタイルです。
例えば、ニットの上にブルゾンを羽織ったり、インナーダウンの上にロングカーディガンを合わせたりと、素材感の異なるアイテムをうまく重ねることで奥行きのあるコーディネートが楽しめます。アウター同士でも、テクスチャーの異なるものを組み合わせれば洗練された印象になります。
小物使い
冬のゴルフコーデを格上げする小物の活用術をマスターしましょう。シンプルなコーデにニット帽やマフラーを合わせるだけで、グンと温かみのある雰囲気に。無地アウターに機能的でおしゃれなバッグを合わせるのも良いでしょう。
また、ヘッドから手元まで統一感のあるアクセサリーを使ったり、鮮やかな色のグローブを差し色にしたりと、さりげない小物のひと手間で全体のバランスが決まります。自分なりのこだわりの小物使いを見つけましょう。
まとめ
メンズゴルフウェアの冬支度は、ヒートテックなどの機能性インナーを起点に、防風性とストレッチ性に優れたアウターウェアを組み合わせるのがベストです。保温性に優れたウールパンツに、レッグウォーマーや手袋、防寒ヘッドウェアも欠かせません。寒さ対策はバッチリだけど、おしゃれも忘れずに。シックな色使いや素材の異なるレイヤードスタイル、小物使いで、スタイリッシュな冬コーデを完成させましょう。寒さに負けない心地よい装いで、冬ゴルフをさらに楽しめることでしょう。